・日時 2019年10月中旬 14:00〜16:30
・場所 愛知県名古屋市内病院
・目的
フットサルボールを使ったアクテビティを通して入院生活の気分転換とその後の治療に前向きになってもらう。
・参加人数: 入院患者11名.
医療従事者と病院関係者 10 人
看護学生 8人
家族 7人
・参加年齢 :4歳〜高校生
・訪問者 :湘南ベルマーレフットサルクラブ
久光 重貴
・協賛 : 株式会社アントレックス
株式会社ドリブルジャパン
オリエンタルバイオ株式会社
『みんなで一緒に楽しもう!』
14:00〜15:30 院内体育館
・久光選手より挨拶
自己紹介
「今日は僕のこと、ヒサって呼んで。できないと思ったことにもチャレンジしてこう。
僕も病気で治療しているけど、チャレンジしていくことあきらめてない。
また普段は、病棟では大きな声出せないけどここでは思い切り声を出そう。
体で感じて。友達と一緒に楽しもう」
・アクティビティ
始めに、椅子や車イスに腰掛けてフットサルのボールに慣れました。
座ったままボールを真上に投げてキャッチ。
ボールを真上に投げて2回拍手してキャッチ。
「フットサルは足の裏とかかとを上手く使って前後ろ、前後ろと慣れよう」
足や手でボールの感触を味わいました。
次に大人とペアで向き合って、ボールパス
[パスする時、黙ってボールを蹴ったらどうなる?相手はこっちを向いてないかもしれない。
パスする時ははい、と声かけて。相手に声を出して気持ちを伝えよう」
更に向かい合わせでパスをしている間を久光選手が駆け抜けます。
上手くいけば、みんなで喜びの笑い声が飛び、 当たってしまっても、次に挑戦する姿がありました。
椅子や車イスから立てる子供はその場に立って久光選手の掛け声に合わせて、
右、左、交互にボールに足をのせます。 慣れたら、今度は頭、肩、お腹、ボールのいずれか、
久光選手から指示されたところを早く触ります。
「耳で聞いて、体を使って!」
五感を使って全身を刺激します。
間違えたりすることもあり、子ども達からは笑い声が溢れました。
ペアを変えます。
子ども達が自らペアの大人を選びます。
「ペアになってくれた大人の人に、お願いします。ありがとうございました。ときちんとお礼言えたね。
当たり前のことだけど、当たり前のことってとても大切なこと。できる事は一つ一つ続けていく。
始めてでできないことも挑戦していく。最後まで諦めない。」
最後に久光選手がドリブルするところに、10数えるうちに子ども達がボールをうばえるか、
久光選手と競争です。
男の子が高く手を挙げました。
周りのお友達は大きな声で10数え、「がんばれ」と声援。 ボールを奪うことできませんでしたが、
「できなくてもいい。最後まで頑張った。一生懸命やる。挑戦することが大切なんだ」
先生が挑戦です。
「いつも先生がみんなの治療して応援してくれるよね。今日はみんなが先生を応援して」
「久光選手はフットサル選手だからどうせボールなんて取れない。ってはじめから諦めないこと。
挑戦すれば、何が起こるかわからない。
僕も、病気治療中、ビッチに立つこと諦めない。治療を超えたあと、何ができるか色々と考えよう。
治療が当たり前じゃない。自分の気持ちに素直になって。みんな一人一人の想いがとても大切なんだ。
ここでまた会う約束はしない。退院して、フットサル場にプレーを観に来て。僕も頑張る。」
と、締めくくられました。
ボールに慣れたところで、最後にみんなで試合をしました。
年上の子ども達が年齢の低い子ども達にボールを集め、シュートを決めさせてあげる優しい場面があり、
大人達に負けじと挑戦していく姿も見られました。
・プレゼント贈呈
久光選手より、頑張った子ども達にプレゼントを贈呈しました。
プレゼントのトートバックにはボールトガル語で「みんなはひとりのために
ひとりはみんなのために」と書かれており
みんなで力を合わせていくことの大切さを伝えました。
・記念撮影
15:30~病棟慰問
残念ながら、体育館に来られなかった子ども達の病棟に久光選手が訪ねました。
笑顔で写真撮影をしたり和やかな雰囲気で終わりました。
・終わりに
この度は子ども達、ご家族、病院スタッフの皆様と『笑顔の連鎖』を繋ぐことができました。
ご協力頂きました、病院関係者の皆様に深く感謝しております。
ありがとうございました。
文責 フットサルリボン 須藤 聖子